建設政策研究所編
東信堂
1998年7月発行
定価 800円(税別、送料別)
ISBN 9784887132979
はじめに
T 地域中小建設業者の位置と重要な役割
一.日本の建設業者の特徴と中小建設業者
二.バイタル・マジョリティー(活力ある多数派)である中小建設業者
三.地域経済と地域に果たす役割、貢献
U 中小建設業者の状況と危機の原因
一.今、中小建設業者の状況は
二.中小建設業者の危機の原因は何か
V 地域中小建設業者の危機打開の提言
一公共事業を地域福祉・生活環境重視型に転換する
(1)転換を求める国民の声と正当性
(2)大手企業本位の入札・契約制度の改革
(3)公共住宅の大量建設と中小建設業者への発注
(4)官公需法の積極活用と分離・分割発注の促進
(5)住民生活に直結する公共事業を拡大し、地元中小建設業者に優先発注する
(6)五千万以下の公共工事は地元の小規模業者に発注する
(7)住宅に対する助成制度を新設・拡充する
(8)「介護保険制度」と住まいの改善など
(9)「災害に強い街づくり」と地元業者の活用
二.中小建設業の振興政策を確立する
(1)中小建設業の振興政策の確立
(2)建設業法に「中小建設業振興基準」を新設する
三.政府系融資、貸し渋り対策の強化
(1)政府系金融期間等の制度・運用の改善
(2)貸し渋り、融資引き上げ防止の行政措置の強化
(3)緊急融資制度の新設・拡充を図る
四.元請責任、下請保護の施策
(1)「元請負人の義務」(建設業法第二四条)を厳守させる
(2)不払いに対する元請負人の立替払い(建設業法第四一条)の厳守
(3)元請」倒産による下請代金不払いの防止策
(4)元請の指し値発注に独占禁止法の厳格な適用
(5)建設業法の遵守と社会的監視を強める
(6)自治体公共工事に対して「下請指導指針」を制定する
(7)法定福利費などの別枠支給の実施
W 地域と中小建設業者の運動―その実践と展望
一.自治体の「住宅条例」「街づくり条例」に係わる運動
二.住宅デー運動と住宅センター活動の実践経験
三.中小建設業者の共同と運動の強化
四.「緊急建設業者対策」と真の中小建設業の発展