個人請負労働者に関する共同研究会
2010年4月 発行
頒価1000円(送料別)
建設業における「一人親方」の労働形態について、歴史的な発展過程も押さえた上で、今日の「一人親方」労働の持つ問題がどのように生じてきたかを把握し、「一人親方」労働の諸問題の整理と解決に向けて、法律的な矛盾や問題点を中心に、多面的に解明する研究を試みました。そして、法律論的解明からどのような課題があるのかを明確にし、労働者性の追及をふくめた方向性を明らかにしていくための研究会として、この1年間行ってきた活動の報告書です。
はじめに
第1章 今日の個人請負労働者にかかわる問題
第1節 個人請負労働者をめぐる概括的状況
第2節 個人請負労働者の今日的な実態
第3節 消費税課税問題と個人請負
第2章 実態を踏まえた個人請負労働問題における論点整理
第3章 建設業における個人請負労働者の抱える法律上の問題点
第1節 建設業法
第2節 労働法―労働基準法・労働契約法・労働組合法
第3節 労災保険法、労働安全衛生管理責任と徴収法の視点
第4節 労基研報告
第5節 <請負>の対象と規定
第6節 広がる個人請負労働者の法的保護と雇用関係に関する勧告ILO198号の活用
第4章 法律別の整理、および立法課題と運動課題
おわりに